会長紹介
CHAIRPERSON INTRODUCTION
7度のターニングポイントを経て
経営理念
日本の元気 世界の和に貢献する
昭和28年、日本がいけいけドンドンで高度成長期だった頃(東京タワーを建設している時期)
大正生まれの父が青焼き(その頃はコピーがまだ無かった)の会社として設立。
過去の話ではあるが、日本でも指折りの会社になっていた。
私はというと、25歳で自分の子供を連れて実家に戻った。
53歳の時に学校給食室で働いたり、他にもワープロの講師や医療事務等をしていた。
子供と自分が生きていくために働いていた。
そんなおり創業者の父が体調を崩し、父からお前が会社をやれと・・・。
仕事は何?お客様はどこ?社員はどんな人達?
急にパラシュートで光青工業(当時の社名)に降ろされた感じだった。もしくは、例えるならそこへ投げられたおきあがりこぼしの状態。
さあ、何からはじめるのか?!
56歳、何をしていいのかわからないまま「私が社長だ」と顔を広めることに必死だった頃に、生涯初めて行った人間ドックで乳がんが発覚。
多くの人が思うことらしいが、病院のベッドで壁に向かって「なんで私?」「なんで今?」
初期だと腫瘍を切除すれば、大丈夫だと思っていたら、なんとステージ4「うそ!!~~~」
仕事は止められない。やることが山ほどあることだけは、気付いている。
病気のことを社員やお客様、関連の方々になんとか隠し通そうと頑張った!
恐るべし抗がん剤と戦いながら、会社にちょろりと顔を出しにも行った。
その時は自分が死ぬということは頭に無かった。
病との闘い。仕事の影響だけを目の前の石ころとして、ひとつひとつ前へ前へと歩みを進めた。
負けるものかと!!
創業65年 社内取組み、仕組みがぐちゃぐちゃ!!
我が社に足りないことは?のレベルを超えている!!
環境整備(5S活動)を自社に取り入れる必要があると考えた。
「下座道」で美化することの意味の深さ、それを仕組み化する大切さを伝えたい。
ところがところが、社員には伝わらない。
社長が私に変わり、新しい取組みをやらされている感が満載。
自分達が掃除をするなんて意味が分からないと、変化を嫌がっていることが、ヒシヒシと伝わってくる。
それでも、月1回の環境整備の点検。改善が必要なところに、ダメ出しをおこない続けた。
それを愚直に続けることで、キレイになった!!床もピカピカ!!
人は環境に左右される。美しいところに住む人達の心はきれい!を信じ、粘り強く社員に向き合い働きかけ続けた。
後継者育成が進んでおらず、働いている人達は高齢者ばかり。
社内環境を整えたのに、そこに居る人たちは昔からのやり方や過去にとらわれ、環境の変化が嫌い!
時代の変化は大きく急速なため、変化が必要。
これからの時代を作ってくれる若い人の採用が必要だ!一からの人材育成をしなければ!と思い、新卒採用を開始した。
ところが、新卒はギャップ、ギャップ、ギャップ
新人類どころの騒ぎじゃない。リクルートスーツの若人は私よりも偉くみえた(笑)
そのギャップを埋めるために、出来る限り新卒と一緒にいる時間を作るようにした。
未来を作る若い人達のエネルギーを磨くために!!
上司と部下、親と子供など意思の疎通は難しい。「言うたやろ」「聞いてない」―なんでやねん!特に日本人は苦手だ。
会社の中では、経営者は心を込め社員のためと考える。社員は経営者のことを勝手だという。
このすれ違い、勘違いはどうして起こるの?
本当は相手を思っているのに。
仕事は、楽しいものであってほしいと思うが、現実はなかなか思うようにいかない。
そのような中、掴んだ研修。人間の不思議と心が理解できたなら、もっと関係がよくなり、それは未来につながる。
はじめに言葉ありき、なのである。言葉はたくさんの意味を発する。
自分の口から出た言葉は、発した瞬間から相手のものになる。
みんなが幸せになるために、コミュニケーションについて力を入れて取り組み始めた。
悩んだ、迷った社名変更。
65年を超える馴染んだ名前。創業者が覚悟して船出したときの名前。お客様がたくさん呼んで下さった名前。
「光青工業」まさに複写業。時代は変わった。作って売って会社を大きくする。
そんな日本の成長のために企業は奮闘したが、私たちの会社はもっと無形の幸せのために社員と笑いながら、お客様や仲間のお手伝いをしたいと、心から願った。
その想いから、3つの夢を社名に込めました。
「私の夢」「会社の夢」「日本の夢」「夢」には「志」という覚悟、思いがある。「夢」には未来が見える。そこに制限はない。
右手は私のために、左手は誰かのために。前を向いて、誰かと繋がっていきたい。そんな想いからThree Dreams・Koseiという名前にしました。
「感謝と正をもって精進」―私が就任した時に作った経営理念。を変更。
新社名に託した覚悟。
「日本の元気 世界の和に貢献する」―生まれたとき「命名」を受けた。命に名前がついた。「氏名」そう一人ひとりが“使命”を受けた。何をするのか、しなければならないのか、人生に役割があることは感謝!である。
日本が元気であってほしい。私は日本が大好きである。日本人は和を保つことのできる国民である。そして世界でも特殊な存在である。
私たちは個人としてチームとして世界に貢献できる!!